Wednesday, September 21, 2016 10:39 AM

ドイツの少女像、設置を断念 慰安婦問題、松山市反対で

 旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の設置計画を進めていたドイツ南西部フライブルク市の当局者は21日、少女像の設置断念を決めたと共同通信に明らかにした。設置を持ち掛けた姉妹都市の韓国・水原市に断念する意向を伝えた。

 フライブルク市に対しては、同じく姉妹都市の松山市が「設置されれば交流に支障が出る」として、反対の意向を伝えていた。水原市当局者によると、フライブルクのディーター・ザロモン市長が20日、廉泰英・水原市長に電話で「日本の姉妹都市(松山市)の反対が強く(設置は)難しい」と表明した。

 フライブルク市の広報担当者は「ここ数日のやりとりの結果、少女像を設置しないことを決めた。設置計画に(日本を)傷つける意図はなかった」と説明した。(共同)