Friday, December 06, 2019 9:32 AM

新幹線車いす席改善へ れいわ議員指摘で国交省

 赤羽一嘉国土交通相は6日の記者会見で、車いすの人が新幹線を利用しやすい環境づくりに向け、JR各社も交えた検討会の設置を表明した。れいわ新選組の木村英子参院議員が国会で「バリアー(障壁)がある」と訴えたことを踏まえた。車いす専用スペースは狭い上に事前予約が必要で、一つの列車に通常1、2カ所しかなく、改善策を議論する。

 検討会は年内に設置。障害者団体などにも参加を要請する。

 赤羽氏は東京五輪・パラリンピックを控え「外国人や障害者のみならず、誰もが移動に際し快適な状況を提供できる鉄道事業者であってほしい」と強調。「時間を要せずにできる施策は速やかに、時間がかかるものも早急に方針を決めて順次実施したい」と述べた。(共同)