Friday, December 13, 2019 9:34 AM
医師人件費0.55%上げ 20年度の診療報酬改定
政府、与党は13日、医療機関がサービスの対価として受け取る診療報酬の2020年度改定について、医師らの人件費や技術料に当たる「本体部分」を実質的に0.55%引き上げると決めた。医師の働き方改革を後押しするための費用として0.08%を含めた。政府関係者が明らかにした。
診療報酬改定は20年度予算編成の焦点となっており、安倍晋三首相と麻生太郎財務相、加藤勝信厚生労働相らが断続的に協議した。薬の公定価格である「薬価部分」はマイナス1%程度とし、本体部分と合わせた診療報酬の全体でもマイナス改定とする方針で、最終調整している。
診療報酬は保険料や税金、患者の自己負担(1〜3割)が財源。本体部分と薬価部分で構成され、原則2年に1度見直している。政府は薬価部分を市場価格に近づけるように下げて、本体部分との差し引きで全体をマイナス改定とする。これにより、国民の負担は軽減される。前回は全体でマイナス0.9%だった。(共同)
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