Friday, December 13, 2019 9:35 AM

自民、海自中東派遣了承 閣議決定案、国会報告明記

 自民党は13日、国防部会などの合同会議を党本部で開き、政府が提示した海上自衛隊の中東派遣に関する閣議決定案を了承した。案は不測の事態が発生した場合は「海上警備行動を発令して対応する」と明記。活動期間は1年程度とし、閣議決定時と活動終了時に国会報告を義務付けた。政府は23日に閣議決定する方向。早ければ来年1月後半に派遣命令を出す検討に入った。

 河野太郎防衛相は閣議決定後、ただちに海自に派遣準備を命令する。年内から訓練などを始める。米軍主導の有志連合が来年1月に活動が本格化するとみられるため、歩調を合わせて早期の活動開始を目指す。

 閣議決定案は保護する船舶として外国籍船も対象に含める余地を残した。ただ安全保障関連法の米艦防護は見送る方針だ。(共同)