Friday, December 13, 2019 9:35 AM

日本との貿易交渉加速か 英、EU離脱の成果狙う

 【ロンドン共同】英総選挙でジョンソン首相率いる与党保守党が過半数を獲得し、来年1月末の欧州連合(EU)離脱が確実な情勢になったことで、日本との貿易交渉が加速しそうだ。自国の意向に沿った通商政策を実現し、離脱の成果をアピールする。

 英国はEUからの離脱で、これまでEUのルールに縛られていた通商政策を自国で判断できるようになる。今後、各国と自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)を結ぶ協議を急ぎたい考えだ。

 日本にとって英国は重要な貿易相手。日本の財務省の貿易統計によると、2018年の輸出額は約1兆5340億円で、EU域内ではドイツに次いで2番目に大きい。輸入額も約9094億円で域内4位となっている。