Wednesday, September 21, 2016 5:45 PM

国連、搬入準備を再開 シリアへの人道支援物資

 国連人道問題調整室(OCHA)報道官は21日、シリアで19日に国連などの車列が攻撃を受けた後、停止していたシリアへの人道支援物資の搬入準備を再開したことを明らかにした。

 報道官は「包囲された地域などに物資を可能な限り速やかに届けたい」と強調し、物資が「安全、無条件、無妨害で継続的に」必要とする全てのシリアの人々に行き渡るよう求めた。

 19日に攻撃された車列は国連とシリア赤新月社の計31台のトラックで、18台が破壊され、赤新月社スタッフら20人以上が犠牲になった。攻撃についてはロシアの空爆だとする米国と、米国が支援するシリア反体制派の関与を示唆するロシアの意見が対立している。(共同)