Thursday, September 22, 2016 10:39 AM
難民で結束、シリア物別れ 米露対立、打開見えず
国連総会一般討論は22日までに序盤の主要日程を終えた。ニューヨークに集った各国首脳は第2次大戦後最も膨らんだ移民・難民への支援強化に向け結束を示したが、難民流出の根本原因のシリア内戦を巡っては米露の対立で物別れとなり、打開への糸口は見いだせていない。
オバマ大統領が20日に主宰した首脳級会合では難民支援資金を前年比で約45億ドル(約4500億円)を上積みし、各国の難民受け入れ数も計約36万人超とすることで合意。具体的な数値が盛り込まれ「意味のある重要な成果」(パワー米国連大使)との評価もある。
一方、21日に開かれた国連安全保障理事会のシリア情勢を巡る公開会合は、ケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が不信感を激しくぶつけ合い、対立の深さが浮き彫りとなった。(共同)
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