Monday, January 06, 2020 9:15 AM

首相、自衛隊派遣変更せず 中東情勢「深く憂慮」

 安倍晋三首相は6日、三重県伊勢市で年頭記者会見に臨んだ。米イラン対立が緊迫化する中東情勢に関し「現状を深く憂慮している。事態のエスカレーションは避けるべきであり、全ての関係者に外交努力を尽くすことを求める」と呼び掛けた。海上自衛隊の中東派遣については「日本関係船舶の航行安全を確保する」と述べ、情報収集目的の派遣方針を変更しない考えを示した。憲法改正の原案策定への意欲も重ねて表明した。

 年明けに米軍がイラン革命防衛隊司令官を殺害した後、首相が中東情勢に見解を示すのは初めて。1月中にサウジアラビアなどへの訪問を調整しているが、米イランの橋渡し役を果たすのは一層困難となっている。

 今年の内政課題に関し、少子高齢化に触れ「全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革していくことが内閣最大のチャレンジだ」と強調。年金制度改革は今月召集の通常国会に関連法案を提出し、医療制度改革案は夏までに取りまとめる段取りを示した。(共同)