Friday, January 10, 2020 8:48 AM

ラグビーTLいよいよ開幕 W杯戦士、人気継続へ意欲

 ラグビーのトップリーグ(TL)がいよいよ12日に開幕する。全国を熱狂に巻き込んだ昨年のワールドカップ(W杯)日本大会後で初のシーズンとなり、今度は敵味方として戦う国内外のW杯戦士を筆頭に注目度は高い。W杯日本代表主将のフランカー、リーチ(東芝)は人気継続へ「熱い試合をして、ずっとラグビーを好きになるようにしたい」と約束した。

 トップリーグ16チームにはW杯日本代表31人のうち29人が所属する。最多はプロップ稲垣やフッカー堀江を擁するパナソニックの6人。昨季優勝した神戸製鋼には巧みなプレーで脚光を浴びたCTBラファエレが新加入して戦力アップした。同2位のサントリーにはSH流、FB松島ら5人が所属し、リーチ擁する東芝との開幕戦はともに東京都府中市に拠点を置くダービー対決としても注目を集める。

 海外トップ選手も例年以上にそろった。W杯ニュージーランド代表主将のナンバー8リードはトヨタ自動車入り。W杯優勝の南アフリカ代表ではフッカーのマークス(NTTコミュニケーションズ)らがプレーする。世界的スターのSOカーター(神戸製鋼)も健在。かつてオーストラリア代表を率いたパナソニックのディーンズ監督は「過去最高レベル」と称する。(共同)