Friday, January 10, 2020 8:53 AM
再選へ岩盤支持固めに躍起 トランプ氏、中道派に不安
【トレド共同】11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領(共和党)は9日、「選挙戦イヤー」幕開けの大規模集会で、イランに対する強硬姿勢を前面に出した。支持率40%台で自身を支え続ける保守派を中心とした岩盤支持層を固める狙い。ただ、イランとの全面的な武力衝突の瀬戸際に追い込んだ対応に中道派の批判も強く、再選戦略には不安を残す。
トランプ氏はオハイオ州トレドの複合施設で約7000人を前に、米軍が殺害したイラン精鋭部隊司令官はイラク・バグダッドの米大使館を狙っていたと指摘。「素早く対応した。ベンガジとは正反対だ」と訴えた。
念頭にあるのは、2012年にリビア東部ベンガジの米領事館が襲撃され、大使ら4人が死亡した事件。前回大統領選でトランプ氏は、事件当時国務長官だった民主党候補クリントン氏の対応を非難しており、9日の集会では強いリーダー像の演出に躍起になった。
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