Thursday, September 22, 2016 1:19 PM

ロシアかシリアの関与主張 人道支援の車列空爆で米軍

 米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は22日、シリアで国連などの支援物資を積んだ車列が空爆されたことについて「容認できない残虐行為だ」と非難し、ロシアかシリアのアサド政権による攻撃だったと主張した。上院軍事委員会の公聴会で語った。

 ダンフォード氏は「当時、ロシア軍機2機が周辺空域にいた」「ほぼ同じ時刻にシリアのアサド政権の航空機もいた」と証言。空爆を実施したのは「ロシアだと断定はできないが、ロシアかアサド政権だ」と述べた。

 ロシア国防省は21日、ロシア軍機は当時、周辺空域にいなかったと説明しており、米露双方の主張の応酬が続いている。(共同)