Friday, January 17, 2020 9:25 AM

中国、14億人突破 労働人口減、高齢化進む

 【北京共同】中国国家統計局は17日、2019年末の中国の総人口(台湾や香港、マカオを除く)が前年末と比べ467万人増え、14億5万人になったと発表した。中国の人口が14億人を超えるのは初めて。一方で人口抑制のための「一人っ子政策」廃止から4年となるが、出生数は3年連続で減少。労働人口も減り高齢化が一段と進んだ。

 発表によると、19年に生まれた子どもは1465万人で、前年比で58万人減った。中国政府は少子高齢化に対応するため、16年に30年以上続いた人口抑制策を廃止し、全ての夫婦に第2子出産を認めたが、その後も出生数は減り続けている。

 統計局の寧吉哲局長は17日の記者会見で、19年の出生数のうち、第2子以上の割合が約60%になったとし、一人っ子政策廃止の「効果が出ている」と強調した。