Friday, September 23, 2016 10:24 AM

国家関与、実態は謎 転売目的との見方も

 米検索大手ヤフーは22日、5億人分に上る利用者の個人情報の流出について、いずれかの国家が関与したサイバー攻撃だと強調した。ただ、どこの国が何のために攻撃したのかは分かっていない。情報の転売が目的との見方もあり、過去最大規模の情報流出の実態は謎に包まれている。

 AP通信によると、ヤフーは7月「ピース」と名乗るハッカーがヤフーに登録した2億人分の個人情報を売りに出そうとしたとの情報を基に調査を開始。証拠は得られなかったものの、別件として今回の大量流出が発覚した。

 ロイター通信は今回の攻撃について、ロシア当局が関与した過去の攻撃に似ているとの米情報当局者の見方を伝えた。(共同)