Friday, September 23, 2016 5:44 PM

北朝鮮の情報統制打破を 日米韓、人権問題も重視

 日米韓3カ国とニュージーランドの政府は23日、国連総会開催中のニューヨークで北朝鮮脱出住民(脱北者)を招いて北朝鮮の人権問題を考えるイベントを開き、金正恩政権の厳しい情報統制を打破して世界の情報を北朝鮮の人々に届ける重要性を訴えた。

 ブリンケン米国務副長官は「北朝鮮が国民を弾圧している監視と検閲のシステムは現代では類がない」と非難。米政府は核開発だけでなく「人権侵害にも目をつぶることはない」と述べ、人権問題を重視する姿勢を強調した。

 日本の女性・人権人道担当大使の西村篤子氏は北朝鮮に向けて短波ラジオ放送をしている日本の取り組みを紹介し、「北朝鮮が人権状況を改善する具体的な措置を取るよう促していく」と述べた。(共同)