Tuesday, February 04, 2020 9:23 AM

米大統領選幕開け 左派と中道、民主激戦

 【デモイン共同】11月の米大統領選に向けた野党民主党候補指名争いの初戦、アイオワ州の党員集会が3日行われた。米メディアの暫定集計によると、左派と中道の有力候補が激しく競り合い、左派サンダース上院議員(78)がややリードしている。強硬な移民政策など共和党の現職トランプ大統領(73)の型破りな政権運営の是非を問う9カ月間の戦いの幕開けだが、集計作業でトラブルがあり、公式結果の発表が大幅に遅れる異例の混乱に発展した。

 民主党支部は「4日中に発表したい」としたが、手作業で確認を進めており、大勢判明は日本時間4日深夜以降にずれ込む可能性がある。民主党には幸先の悪いスタートとなった。

 党員集会はサンダース氏のほか、中道でインディアナ州の前サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)や左派ウォーレン上院議員(70)が首位をうかがう展開。本命視される中道のバイデン前副大統領(77)は苦戦しているとの見方がある。中道クロブシャー上院議員(59)は善戦したもようだ。