Friday, September 23, 2016 5:45 PM

核実験、制裁への「報復」 北朝鮮外相が国連演説

 北朝鮮の李容浩外相は23日、国連総会の一般討論演説で、北朝鮮が実施した5回目の核実験について、米国など国際社会が科した制裁に対する「報復措置の一部だった」と述べた。核実験を受け、制裁強化に向けた協議を進めている日米韓や国連安全保障理事会の動きをけん制した形だ。

 李氏は、北朝鮮の他にも核弾頭を搭載できる弾道ミサイルの発射実験を続けている国があるのに、北朝鮮だけに核実験や発射を禁じている安保理決議は「不公正だ」と指摘した。

 さらに「核保有国となるのはわが国の政策だ」と述べ、今後も核開発を継続する考えを改めて強調した。(共同)