Friday, February 07, 2020 9:24 AM

新型肺炎「素早く反応」 習氏、トランプ氏に

 【北京共同】中国の習近平国家主席は7日、トランプ大統領と電話会談し、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスについて「素早く反応し、包括的で最も厳格な予防・制圧措置を取った」と主張した。中国外務省が発表した。初動が遅れて感染が世界に拡大する中、中国への国際的な不信感が強まることを警戒しているとみられる。

 ただ現場では深刻な状況が続いており、死者、感染者が最も多い湖北省政府は6日の記者会見で「省内で呼吸器内科など約2250人の医療従事者が足りない」と説明。不十分な医療体制の充実に努める考えを表明した。

 習氏は電話会談で、新型肺炎に「打ち勝つ自信と能力がある」と強調。速やかに断固とした措置を取り、世界保健機関(WHO)の高い評価を得たと訴えた。