Wednesday, February 12, 2020 9:08 AM

ヤマハ発、高性能モーター試作開発の受託開始

 ヤマハ発動機は、四輪車を含めたモビリティー向けに高い電力密度を実現した高性能電動モーターの試作開発の受託を始めた。

 エレクトリック・カーズ・リポートによると、同社の電動モーターは、高効率なセグメントコンダクターや長年培ってきた高度な鋳造および加工技術を駆使して、小型ながら最大200キロワット(kW)の出力を提供する。

 ヤマハは二輪車をはじめとする各種製品群に柔軟に対応してきた生産技術を生かし、顧客の個別のニーズに合わせた試作機を短期間で提供する。モーターを顧客それぞれの要件に合わせることで、激しく変化する市場ニーズに関する知識を深められるとも考えている。

 同社は2018年12月、「ART for Human Possibilities」を旗印に掲げた長期事業計画「Transforming Mobility」(モビリティの変革)を発表しており、今回の取り組みはこの一部となっている。