Friday, February 14, 2020 6:51 AM

ダイムラー、1万5000人削減へ

 コスト削減を進めるダイムラーが、最大1万5000人の削減を計画していることが分かった。独紙ハンデルスブラットが同社関係者の話として報じた。

 メルセデスベンツを製造する同社は2019年11月、少なくとも1万人を22年末までに削減し、約14ユーロ(15億ドル)の経費を削減すると表明した。ロイター通信によると、今回ハンデルスブラットが伝えた数字はその数を大きく上回る。

 オラ・ケレニウスCEOは中核事業とつながらない「金を失う」投資も減らす意向だ。

 ダイムラーは製品ラインアップもスリム化する。メルセデスの上級「Sクラス」のコンバーチブルやクーぺは生産停止となる予定で、将来は小型「Bクラス」も危うい状況だ。メルセデスは19年5月、ピックアップ・トラック「Xクラス」の生産停止を発表している。

 ダイムラー広報は、ハンデルスブラットの報道に関するコメントを控えている。