Friday, February 14, 2020 9:24 AM

米高官「ツイート控えて」 トランプ氏の介入に懸念

 【ワシントン共同】バー米司法長官は13日、ロシア疑惑を巡り有罪評決を受けた盟友の刑の減軽を求めツイッターでの司法介入を連発するトランプ大統領に自制を求めた。「進行中の事件についていろいろ言われると私の仕事ができなくなる」とABCテレビで語った。トランプ氏に従順な姿勢で知られるバー氏としては異例の進言。

 トランプ氏の司法に対する露骨な介入には、与党共和党議員からも「不適切だ」と問題視する声が上がっている。米メディアによると、グリシャム大統領報道官は声明で「大統領は不正と闘うためにソーシャルメディアを有効に活用している」と反論した。

 バー氏が懸念を示したのは、偽証罪などで有罪評決を受けたロジャー・ストーン被告を巡るトランプ氏のツイート。禁錮7〜9年を求めた検察官意見を厳しすぎると批判した後、司法省が量刑を短縮。介入に抗議し検察官4人全員が担当を辞めるなど混乱が広がった。