Friday, February 14, 2020 9:26 AM

トランプ氏「暴走」に懸念 報復人事や司法介入

 【ワシントン共同】トランプ大統領がウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判で無罪評決を獲得後、露骨な報復人事や司法介入に出て波紋を広げている。裁判中に「権力乱用」を厳しく追及されたにもかかわらず、全く意に介さず「暴走」(米メディア)する様子に懸念の声が上がっている。

 「大統領権限の限界を試している」。13日付のワシントン・ポスト紙は、トランプ氏が個人的、政治的な復讐で政府機関を屈服させようとしていると指摘した。

 上院弾劾裁判での5日の無罪評決後、与党共和党議員からも「教訓を学んでほしい」(コリンズ議員)と「改心」に期待する声が上がっていた。