Wednesday, February 26, 2020 9:11 AM

五輪聖火リレー行事縮小も 組織委、来週にも指針公表

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内の五輪聖火リレーの一部行事の規模を縮小して実施する可能性に言及した。東京都内で「観客の数が大勢になると感染の恐れが高くなる。縮小も一つの考え方だ」と記者団に述べた。

 聖火リレーの中止については「全く考えていない」と強調した。各日のゴール地点で観客とともに聖火を迎える到着式や、スタート時の出発式などの縮小を念頭に置いていると説明。リレーを安全に運営するための基本指針を47都道府県に来週中にも発表する意向を示し「どうしたら感染拡大を防ぐ形で実施できるのかを考えていく」と語った。

 国内聖火リレーは3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」からスタート。121日間かけて全都道府県859市区町村を巡る。(共同)