Wednesday, February 26, 2020 9:12 AM

半数超が採用計画満たせず 売り手市場で、民間調査

 今春卒業する大学生らを採用した企業のうち、計画していた採用人数を満たせなかった企業の割合が52.0%に上ることが26日、就職情報会社リクルートキャリアが運営する「就職みらい研究所」の調査で分かった。前年より1.2ポイント増えており、学生に有利な「売り手市場」で企業に厳しい状況が続いていることが浮き彫りになった。

 調査は昨年12月〜今年1月に実施し、約1200社の回答を得た。「計画より若干少ない」が36.0%、「計画よりかなり少ない」が16.0%、「現在選考中のため未定」が1.4%だった。

 また、来春卒業予定の大学生らの採用については、4社に1社が東京五輪・パラリンピックのため時期を前倒しすると答えた。選考開始を早める企業は26.7%、内定出しを早めるのは25.9%。5月までに内定を出し始めるという企業は78.9%に上り、前年から12.4ポイント増えた。(共同)