Wednesday, February 26, 2020 9:15 AM

黒人票取り込みアピール ヤマ場控え、民主候補

 【チャールストン(サウスカロライナ州)共同】11月の米大統領選で政権奪取を狙う民主党の有力候補らは25日、4日後に予備選が実施されるサウスカロライナ州の討論会で黒人票取り込みへ懸命にアピールした。黒人が多い南部での初戦となる同州で勝利し、14州の予備選などが集中するヤマ場となる3月3日のスーパーチューズデーに向け弾みを付けたい狙いがある。

 全米での支持率では左派サンダース上院議員(78)に抜かれた中道バイデン前副大統領(77)だが、黒人票が全体の6割を占めるとされるサウスカロライナ州では依然首位を走っている。

 黒人のオバマ前大統領の副大統領としての実績を誇るバイデン氏は討論会で「私は長年この地に通い、雇用を生み出そうと努力してきた。黒人社会からの支持はそうやって積み上げた」と強調。黒人社会の関心が高い銃規制の問題を取り上げ、サンダース氏が銃規制に消極的だと批判した。