Wednesday, March 04, 2020 9:34 AM

産油国、減産強化を協議 新型肺炎響き原油安に

 【ウィーン共同】原油協調減産を手掛ける石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国は4日、各国の取り組みと市場の状況を点検する監視委員会をウィーンで開催し、減産強化について協議する。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済が減速して原油需要が縮小するとの懸念が強まっており、原油価格を下支えしたい考えだ。

 5日にOPEC臨時総会、6日にはOPEC加盟国と非加盟国の連合体「OPECプラス」の閣僚級会合を開き、今後の取り組みを決定する。

 ニューヨークの原油先物相場は今年1月に1バレル=60ドルを超えていたが、新型肺炎の影響で最近では40ドル台で推移している。