Tuesday, September 27, 2016 10:07 AM

印パ、国連で非難の応酬 軍基地襲撃や住民弾圧

 インドのスワラジ外相は26日、国連総会の一般討論演説で、1月にインド北部で兵士7人が死亡した空軍基地襲撃事件などにパキスタンが関わった証拠があるにもかかわらず関与を否定し続けているとして、パキスタンの対応を批判した。

 パキスタンのシャリフ首相は21日の一般討論演説で、インドと領有権を争うカシミール地方でインドがイスラム系住民を弾圧していると非難しており、国連を舞台に双方の応酬となった。核兵器を保有する両国間の対立が深刻化している。

 スワラジ氏は「パキスタンは(襲撃事件によって)領土を獲得できると信じ込んでいる。そのような夢は捨てるべきだ」と述べ、インド側が住民を弾圧しているとするシャリフ氏の主張は「根拠がない」と切り捨てた。(共同)