Tuesday, March 17, 2020 10:20 AM

大リーグ、162試合の実施困難 公式戦の開幕再延期で

 【ロサンゼルス共同】大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが16日、当初の26日から最低2週間は遅れるとしていたレギュラーシーズンの開幕をさらに延期すると発表し、公式戦のスタートが最短でも5月中旬以降にずれこむ見込みとなったため、シーズン162試合の実施は極めて困難になった。

 新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう状況に終息が見えない中、米メディアでは6、7月に開幕という予測も出始めた。AP通信は「オールスター戦が危ういかもしれない」と報じた。

 16日にMLBが発表した声明では球団側が開幕後に極力多くの試合を開催したいとしており、7月14日にロサンゼルスのドジャースタジアムで予定されているオールスター戦や、公式戦が予定されていないその前後の日を活用する案が浮上している可能性がある。オールスター戦が中止となれば、第2次世界大戦中の1945年までさかのぼる。