Wednesday, September 28, 2016 10:11 AM

民間給与が3年連続上昇 正規非正規の格差は拡大

 民間企業で働く給与所得者が2015年の1年間に受け取った平均給与は、前年を5万4000円上回る420万4000円(前年比1.3%増)で、3年連続で上昇したことが、国税庁の実態統計調査で28日分かった。給与所得者には正社員や非正規社員、役員が含まれる。

 国税庁は「経済が拡大基調にあり、失業率が低いためではないか」と分析。一方、専門家からは「(給与水準の)長期低迷から抜け出せたわけではない。個人消費が回復するには時間がかかるだろう」との見方がある。

 正社員の平均給与は1.5%増の484万9000円、非正規は0.5%増の170万5000円。差額は314万4000円で、前年の差額308万円からさらに格差は拡大した。(共同)