Monday, March 30, 2020 9:25 AM

平野歩「二刀流」続行へ 冬季金は極めて困難

 スノーボード男子ハーフパイプの冬季五輪2大会連続銀メダリストで、昨年から本格的にスケートボードとの「二刀流」に挑戦している平野歩夢(木下グループ)が、延期された東京五輪の出場を目指し続ける決意を固めた。2022年北京冬季五輪で悲願の「金」を手にするのは極めて難しくなるが「スルーするわけにはいかない」という地元五輪に集中する。

 決断は意外に早かった。24日に延期が決まると、3日後に自身のツイッターとインスタグラムで意思表明。スポンサー企業のスポーツ用品大手ナイキが展開する「ゴールは遠いほど大きな歓びが待っているから。」のキャッチコピーに、英語で「そして一緒に越える」とのメッセージを添えて投稿した。

 昨年にスケートボード・パークの五輪予選対象大会で実績を挙げ、五輪ランキングで出場権獲得圏内に入った。さらに大きな成長を遂げると期待され、五輪延期で予選期間が長引いたことは朗報だ。けがなどに見舞われなければ、夏冬両五輪出場は確実とみられる。(共同)