Wednesday, September 28, 2016 1:10 PM
増産凍結見送りも OPECが非公式会合 イラン同意せず
石油輸出国機構(OPEC)は28日、アルジェリアの首都アルジェで原油の増産凍結などを話し合う非公式会合を開いた。1バレル=40ドル台で頭打ちとなっている原油価格の押し上げが狙い。ただ、イランは経済制裁前の市場シェアの回復を急ぐ立場を崩しておらず、今回の会合では加盟国が増産凍結の合意を見送るとの観測が強まっている。
OPECは合意できなかった場合でも、11月30日の定時総会に向けた協調態勢をアピールしたい考え。サダ議長(カタール・エネルギー相)は会合の冒頭「供給過剰に対処する緊急性がある」と述べ、OPECとして対応が必要との考えを示した。
イランのザンギャネ石油相は27日、日量400万バレルの生産目標の達成は譲れないとの考えを示した。現在の生産高は約360万バレル。対立する盟主サウジアラビアはイランが現状を維持した場合、自国は減産するとイラン側に提示したとされる。ザンギャネ氏はこうした案も否定した形だ。(共同)
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