Wednesday, September 28, 2016 1:12 PM

失業率改善の余地「まだある」 FRB議長、年内利上げの意向

 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は28日、下院金融委員会の公聴会で「失業率は今後も下がると予想する」と述べ、FRBが政策目標のひとつとして掲げる最大雇用までには、まだ改善の余地があるとの見方を示した。一方で、労働市場がさらに引き締まれば「景気過熱の恐れもある」とも指摘。経済指標を見極めた上で年内に利上げに踏み切る意向をあらためて示した。

 議長は、景気が過熱してからでは急激な金融引き締めが必要になると述べ、市場への影響を最小限に抑えるために、来年以降にかけて緩やかなペースで利上げする意向を表明した。(共同)