Wednesday, September 28, 2016 6:33 PM

難民選手団の健闘たたえる リオ五輪、国連でイベント

 リオデジャネイロ五輪で初結成された「難民五輪選手団」の健闘をたたえるイベントが28日、ジュネーブの国連欧州本部で開かれ、各国の外交官ら約100人が参加した。

 南スーダンから選ばれた陸上女子800メートルのローズ・ナティケ・ロコニエンさんが選手団を代表して、選手団ができたことで「五輪に参加するとの夢がかなった。夢を生きる機会をもらった」と語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長はあいさつで「選手団の五輪参加は世界に難民や移民について考えるきっかけを与えてくれ、社会を豊かにしてくれた」と称賛した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ高等弁務官も選手団の功績をたたえた。(共同)