Tuesday, April 21, 2020 10:20 AM

トランプ氏支持伸びず不満 戦時大統領アピールも

 【ワシントン共同】トランプ大統領は20日の記者会見で「なぜ世論調査で支持率が95%にならないのか理解できない」と述べ、新型コロナウイルスへの対応が不当な評価を受けていると不満を爆発させた。「戦時大統領」として記者会見に連日臨み陣頭指揮を執る姿をアピールするが、平均支持率は50%を下回り求心力は高まっていない。

 トランプ氏は会見で「11月に大統領選があるため、何を成し遂げても『トランプはひどい』と言う」と野党民主党を批判。検査態勢の整備の遅れなどを追及する米メディアに対しても「フェイクニュースは正しく伝えようとしない」と矛先を向けた。

 会見冒頭では、政権の新型コロナ対応を好意的に伝える記事を自ら紹介。質疑の際に、新型コロナを当初過小評価したため感染拡大を招いたと批判の声が上がっていると記者から指摘されると「多くの人がトランプを愛している。大統領選で地滑り的な勝利をしてみせる」と豪語してみせた。