Friday, April 24, 2020 10:30 AM

ウーバー「乗らないで」 クライスラーも異例の広告

 【ニューヨーク共同】配車大手ウーバー・テクノロジーズや自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が24日までに、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、自社のサービスや車に「乗らないで」と訴える広告を展開し始めた。自社の業績に影響する可能性もあり、米メディアは異例の対応と伝えている。

 ウーバーは約1分間のCMをインターネットの動画投稿サイトを通じて配信。室内でダンスをしたりテレビ電話をしたりして過ごす人たちの場面をつなぎ、「自宅にいよう。それができない人のために。ウーバーに乗らないでいてくれてありがとう」と呼び掛けた。

 配車を担う運転手の感染リスクを減らす狙いもある。ただウーバーが乗客に利用を控えるよう促せば運転手の収入減が避けられず、生活支援策の強化も課題だ。