Thursday, April 30, 2020 10:37 AM

即位1年、国民に寄り添い 陛下、コロナ猛威を憂慮

 天皇陛下は1日、即位から1年を迎えられた。元号は平成から令和に改元され、代替わり儀式や地方訪問など順調に歩んだ幕開けから一転、年明け以降、新型コロナウイルスの猛威が世界を襲い、皇室行事も軒並み取りやめになった。象徴の在り方として「国民と寄り添う」ことを誓った陛下は、感染拡大を深く憂慮し、国民一丸となっての難局打開を願っている。

 昨年5月1日。皇位継承の重要儀式「即位後朝見の儀」に臨んだ陛下は、皇居・宮殿で、上皇さまのこれまでの活動に触れた上で「象徴としての責務を果たす」と力強く宣言した。

 5月末には、トランプ大統領夫妻を国賓として迎え、歓迎行事を行った。愛知県で開かれた全国植樹祭など恒例の地方訪問でも多くの人々から祝福を受けた。(共同)