Thursday, September 29, 2016 6:01 PM

中国出資原発建設に署名 英仏閣僚ら式典出席

 英南西部ヒンクリーポイントでフランス電力(EDF)が主導して進める原発建設計画の署名式典が29日、ロンドンで開かれ、英仏政府の代表や出資する中国企業の代表らが出席し合意文書に署名した。英メディアが報じた。

 計画は中国企業の出資による安全保障上の懸念や経済性に疑問の声が出たこともあり、7月に就任したメイ英首相が承認を延期したが、英中経済関係悪化の懸念も浮上し、英政府は今月15日に承認した。英国で原発の新設は約20年ぶり。2025年に発電開始予定。

 英メディアによると、式典は非公開で行われ、クラーク英エネルギー相やフランスのエロー外相、建設費の総額180億ポンド(約2兆4000億円)のうち約60億ポンドを出資する中国広核集団(CGN)の代表らが出席した。(共同)