Monday, May 18, 2020 10:00 AM

現代とアプティブ、ベガスのコロナ弱者に食事配達

 3月に自動運転関連の合弁事業を設立した韓国・現代自動車とアプティブ(Aptiv、ミシガン州)は、ネバダ州ラスベガスで、新型コロナウイルスの感染リスクが高い人々に自動運転車(AV)を使って食事を配達している。

 ベンチャービートによると、3月にラスベガスを含むクラーク郡が立ち上げた「Delivering with Dignity(尊厳ある配達)」プログラムを支援する活動の一部。自動運転機能を搭載したBMW「5」シリーズセダン3台を使い、毎週月〜金曜に市内の「Buddy V’s」「Valencian Gold」「Honey Salt Restaurant」といったレストランから食事を人同士の接触を避けながら配達している。危険防止のため乗り込んでいる「安全ドライバー」には個人用防護具(PPE)を常時着用させ、両社はこの活動をパンデミックが終息するまで続ける予定。

 アプティブは、配車サービス大手リフトと戦略提携して2018年5月からラスベガスで自動運転の配車サービスを提供しており、その回数は20年2月に10万回を突破した。