Wednesday, May 20, 2020 9:56 AM

新型ミサイル性能漏えいか 三菱電機、サイバー攻撃

 三菱電機へのサイバー攻撃で、防衛省が研究を進める最新鋭の「高速滑空ミサイル」の性能に関する情報が、同社から漏えいした疑いがあることが20日、関係者への取材で分かった。防衛省は、サイバー攻撃の全容について調査を続けている。

 菅義偉官房長官は同日、記者会見で「流出した可能性のある情報は、防衛省で安全保障上の影響を精査中だ。事案の詳細についての答えは控えたい」と述べた。

 関係者によると、漏えいした可能性があるのは、ミサイル試作品の製作に関する入札の際、企業側に求めた性能などの情報。開発過程で性能は変わり得るため、防衛省の指定する「秘密」ではないが、慎重な取り扱いが必要な「注意情報」に当たるとみられる。(共同)