Friday, May 22, 2020 9:21 AM

デーナ、デトロイト3向けトラック部品の生産再開

 GM、フォード、FCAにトラック部品などを供給するデーナのオハイオ州トレド工場が操業を再開した。

 ロイター通信によると、工場は、FCAジープ「ラングラー」と「グラディエイター」、フォード「レンジャー」ピックアップなど人気モデル用の車軸を製造する。トラックとSUVは最も利益率が高い。同工場の時給労働者は、近隣のFCAジープ工場の従業員と同じ全米自動車労働組合(UAW)のローカル12支部に所属する。

 同工場は全従業員(750人)の3分の1、1シフト制によるオペレーションで、欠勤率は1%未満だった。通常の欠勤率は2〜3%。

 コロナ対策には、ジグザグの工場出入り口がある。労働者はそこで検温し、フェイスマスクを受け取る。国旗の柄などが入った顔用防護具を個人で持ち込む人もいた。工場内の床にはあちこちに黄色いX印が表示され、適切な距離を保つよう注意を促している。労働者はシフトの開始時と終了時に、関係する作業区画を清掃する。夜間はメンテナンス係がフォグマシンで清掃と消毒を行う。