Friday, September 30, 2016 10:24 AM

全米20州でサイバー攻撃 有権者登録DBに

 NBCテレビ電子版は29日、これまでに全米20州以上で有権者登録データベースなど選挙関連システムがサイバー攻撃を受けたと報じた。11月の大統領選に使われる投票システムなどはインターネットに接続されておらず、攻撃されていないという。

 国土安全保障省当局者はNBCに、各州の選挙関連システムの脆弱性を見定めようとハッカーが「突っつき回している」と説明。混乱を引き起こすことができるハッカーの能力に「強い懸念」を抱いていると述べた。

 米情報当局関係者は、ロシア政府が米大統領選に影響を及ぼそうとしていることに「疑いはない」と指摘。NBCによると、民主党候補クリントン氏と共和党候補トランプ氏向けに情報当局が作成した資料には、民主党組織へのハッキングなど最近のサイバー攻撃とロシア政府の間に「直接の関連」があると結論付けたと記されているという。(共同)