Friday, September 30, 2016 10:25 AM

核実験「最も強く非難」 IAEAが対北朝鮮決議

 国際原子力機関(IAEA)の年次総会は30日、北朝鮮の度重なる核実験について、同国に核放棄などを求めた国連安全保障理事会の決議を無視した言語道断の行為と強調、「最も強い言葉で非難する」との決議を全会一致で採択した。

 在ウィーン国際機関日本政府代表部の北野充大使は決議採択後、国際社会が北朝鮮の弾道ミサイル発射も含め「これまでとは異なる次元の脅威にさらされている」と述べ、各国の結束した対応が重要と強調した。米国と韓国も北朝鮮の完全な核放棄を求めた。

 決議では、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)から取り出した使用済み核燃料を再処理したと述べたことや、「水爆実験」や「核弾頭の爆発実験」に成功したと主張したことに深刻な懸念を表明。(共同)