Friday, May 29, 2020 10:08 AM

ルノー、1.5万人削減へ 希望退職実施、生産も縮小

 【ロンドン共同】フランス自動車大手ルノーは29日、今後3年間で世界全体の従業員の約8%に当たる約1万5000人の雇用を削減すると発表した。希望退職などを通じて実施する。世界の年間生産能力も2019年時点の400万台から24年までに330万台へと縮小する。

 一連の施策を通して、今後3年間に20億ユーロ(約2400億円)を超える経費を削減したい考え。企業連合を組む日産自動車や三菱自動車との連携も強化。新型コロナウイルス感染症の流行などで打撃を受けており、立て直しを図る。

 ルノーのジャンドミニク・スナール会長は声明で、リストラ策について「会社の持続可能性と長期的発展を確実にするために不可欠だ」と説明し、理解を求めた。