Tuesday, June 02, 2020 10:35 AM

仏カフェ2カ月半ぶり営業 制限緩和、パリは屋外のみ

 【パリ共同】フランスで2日、新型コロナウイルス対策の2段階目の制限緩和が実施され、カフェやレストランの営業が約2カ月半ぶりに認められた。ただパリを含むイルドフランス地域圏はまだ病院の集中治療室の使用率が高いなどの指標に基づき屋外席のみの利用に限定されている。

 営業の際にはテーブルの間隔を1メートル以上空けることや従業員のマスク着用、一つのテーブルを囲む客は10人までなどの感染防止対策が求められる。屋内の営業が認められた地域でも、屋内での立ち飲みはまだ禁止だ。

 屋外のみの営業を再開した凱旋門近くのカフェ・レストラン「レリゼサントノレ」のセドリック・アンドレ店長(43)は「仕事を再開できるのは幸せだ。休業は長くつらい日々だった。採算が取れるかどうかまだ分からないが、予約も入り始めており、お客もこの日を楽しみにしていたと思う」と前向きに語った。