Wednesday, June 03, 2020 10:25 AM

新型コロナ死者38万人超す 世界で感染拡大続く

 【ジュネーブ共同】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が3日、世界全体で38万人を超えた。5月31日に37万人を上回ってから3日で1万人増と、増加ペースは再び若干鈍化したが、世界各地での被害拡大は続いている。感染者は630万人を超えた。

 国別では米国が最も多く、唯一10万人を超えている。英国が約3万9000人、イタリアが約3万3000人と続き、被害が急増しているブラジルでも3万人を超えた。

 世界保健機関(WHO)の2日付状況報告によると、死者が最も多いのは欧州地域事務局管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)の48%。米州地域事務局管内(南北米大陸)が43%で続き、両地域で世界全体の死者の9割以上を占めている。前日から増加した感染者の57%、死者の43%は米州地域事務所管内が占めており、米大陸での被害拡大が顕著となっている。