Friday, September 30, 2016 5:41 PM

東通原発もヨウ素剤配布へ 5キロ圏の2800人対象

 青森県は30日、東北電力東通原発(同県東通村)から半径5キロ圏内の住民約2800人を対象に、原発事故による甲状腺被ばくを抑える安定ヨウ素剤の事前配布を11月から始めると発表した。国の原子力災害対策指針に基づく措置で、原発や核燃料サイクル施設が立地する青森県で初の配布。

 県によると、対象は半径5キロの予防防護措置区域(PAZ)にある東通村の3地区約1300世帯。年齢に応じ1人1、2錠を配る。錠剤をのみ込むのが難しい3歳未満の乳幼児やヨウ素のアレルギーがある人は除く。

 県は11月4日以降、地区ごとに説明会を開き、医師や薬剤師らが服用に問題がないと判断した人に配布する。(共同)