Wednesday, June 10, 2020 10:14 AM

ZARA、300店閉鎖も ネット販売強化へ

 【ロンドン共同】ファッションブランド「ZARA」などを展開するスペインのアパレル大手インディテックスは10日、2021年までに最大で、ZARA300店舗を含む計1200店舗を閉鎖する計画を明らかにした。世界全体の15%超に相当する。新型コロナウイルス感染症の流行で消費者の生活様式が変わる中、インターネット通販などを強化する。

 従業員削減につながる可能性もある。閉鎖計画に日本国内の店舗が含まれるかどうかは不明。

 同時に発表した20年2〜4月期決算は、純損益が4億900万ユーロ(約500億円)の赤字だった。前年同期は7億3400万ユーロの黒字。新型コロナ対策として外出制限や店舗の営業規制が実施され、販売が落ち込んだのが響いた。売上高は前年同期比44%減の33億300万ユーロだった。