Thursday, June 11, 2020 10:38 AM

入国者は1日最大250人 4カ国対象、制限緩和へ

 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限に関し、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国から1日最大250人程度のビジネス関係者の入国を認める方向で最終調整に入った。今年夏の実現を目指している。近く政府対策本部を開き、出入国制限の緩和策を取りまとめる。複数の政府関係者が11日、明らかにした。

 制限緩和策では、日本人の出国者向けに新型コロナの感染の有無を調べるPCR検査センター(仮称)の設置も検討する。政府はPCR検査による陰性証明を日本からの入国を認める条件とする国が増えるとみている。

 政府は4カ国について、新型コロナの感染が抑制されており、検査体制もほぼ整っていると判断。制限緩和策を先行して導入する方向で検討を進めている。当面は経営者や技術者などのビジネス関係者を想定しており、4カ国と受け入れ可能な人数や、入国後に認められる活動範囲などについて詰めの協議を行う。(共同)