Monday, June 15, 2020 10:19 AM

米軍撤退・縮小へ姿勢強化 トランプ氏、与党は反発

 【ワシントン共同】トランプ大統領は11月の大統領選に向け、海外駐留米軍の撤退・縮小を目指す姿勢を強めている。13日にも「米国は世界の警官ではない」と表明。ただアフガニスタンやイラクからの撤退は道半ばで、ドイツの駐留軍削減には与党共和党からも反対の声が上がる。

 トランプ氏は13日の陸軍士官学校の卒業式で演説し「米兵の任務は外国を立て直すのではなく、外敵から米国を守ることだとの基本原則を復活させる」と強調。「終わりなき戦争の時代を終わらせる」と決意を示した。

 駐留軍の撤退・縮小は大統領就任以来、掲げてきた目標だが、想定通りに進んでいない。大統領選まで5カ月を切る中、実現を急ぐ考えだ。