Thursday, June 18, 2020 9:58 AM

操縦士、霧で方向感覚喪失 ブライアントさん死亡事故

 【ロサンゼルス共同】プロバスケットボールNBAレーカーズの元スター選手、コービー・ブライアントさんが死亡した1月のヘリコプター事故で、運輸安全委員会(NTSB)は17日、操縦士が霧で方向感覚を失ったとみられるとする報告書を公表した。AP通信などが伝えた。

 ただ今回の報告書は事故原因の結論は示しておらず、後日、最終報告書がまとめられる見通し。

 約1700ページに及ぶ報告書によると、操縦士は事故直前、実際は機体が降下しているにもかかわらず、高度4000フィート(約1220メートル)に向け上昇していると航空管制担当者に伝えていた。機体の角度を誤って認識していた可能性があり、視界不良で方向感覚を失うと起こり得る状況だという。