Monday, June 29, 2020 10:23 AM

代替レジ袋に温暖化懸念 生分解性やバイオプラ

 使い捨てのプラスチック製レジ袋の代替品として検討されている「生分解性プラスチック」や「バイオプラスチック」の袋は、地球温暖化などの面で弊害が大きく、環境負荷の軽減効果が低いと懸念する報告書を国連環境計画(UNEP)が29日までにまとめた。「最良の選択は既に自宅にあるものを何回も使うことだ」と代替品の安易な販売に警鐘を鳴らしている。

 分析対象は日本国外で流通している代替のレジ袋。一方、政府は7月1日からのレジ袋有料化の義務付けで、海で生分解されるプラスチックなどを代替品として推奨して有料化の例外としており、報告書は導入の取り組みに影響を与えそうだ。

 UNEPは、各種のレジ袋の生産から廃棄後までの環境影響に関し、海外の7件の研究結果を分析した。(共同)